センター試験から共通テストに変わって2年目。
出題傾向がいろいろ変わっているようです。
さて、今年の共通テストでは数学の超難化!
それに加えて化学、生物の難化により合計の平均点は例年より50点近く低くなるようです。
私も化学を解いてみたのですが、実際にはかなり時間がかかる問題でした。問題量が例年より多くなっております。
化学、化学基礎ともに解説動画を作りましたのでぜひご覧ください。
化学解説
化学基礎解説
さて、今回の共通テスト 化学の問題において
出題ミス!?を疑う問題がありました
それが燃料電池の問題です
大学入試センターより
教科書などでは④を正解とする記述がみられますが、
今回の問題では未反応のものもすべて含むという記述があります。
この未反応というのがクセモノで、水素電極からも水が生成するのではないかという疑問が沸いてきます
それを裏付ける論文があります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejpes1990/113/7/113_7_776/_article/-char/ja/
この出題ミスについて検証してみました
結論を申し上げると
選択肢に⑥というのがなければ、わずかに生成する水は無視できると考えて④が正解となりそうですが、
⑥の選択肢があるということは、微量の水も考えて答えを⑥とすべきだと考えられます。
私自身、教科書の知識で④としてしまいましたが、論文の存在を知り非常に勉強になった2022年共通試験化学でした。