こんにちは。「ようご」です。
投資を始めて早2カ月。
いろいろな株に目移りしてしまう今日この頃です。
投資を始める前にシリーズ続編です。
以前投稿したシリーズは下を参考にしてください。
前回までで、どれくらい投資に回すお金ができるか把握できたようになったと思います。
インデックス投資
投資には、インデックス投資とアクティブ投資がありますが、インデックス投資は「インデックス(市場の動きを示す指数)」と同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法のことです。
つまり、市場が成長する限り、株価はあがることになります。
市場というのは、例えば「日本の市場」、「アメリカの市場」のように国の市場に連動するものもあれば、「先進国」や「全世界」・・・などいろいろあります。
変動はあると思いますが、世界的にみて成長しないはずがないです。
おおよそどれくらいの成長を遂げているかというと、長期的にみると株価で約5%の利回りで成長しています。
つまり、初心者は何も考えずに(←ここ重要)インデックスファンドに長期投資すると1年あたり約5%の利益を得ることができるのです。
単利と複利
単利や複利を聞いたことがありますか。
単利10%と複利10%は全然違います。
1万円を単利10%で運用するというのは、
1年後に1,000円の利益
2年後に1,000円の利益
3年後に1,000円の利益
4年後に1,000円の利益
5年後に1,000円の利益
⇒つまり、5年後には15,000円になっているのです!!
一見すばらしいように感じますね。
次に、1万円を複利10%で運用するというのは、
1年後に1,000円の利益(←ここは変わらない)
2年後に1,100円の利益(1年後の合計11,000円の10%)
3年後に1,210円の利益(2年後の合計12,100円の10%)
4年後に1,331円の利益(3年後の合計13,310円の10%)
5年後に1,464円の利益(4年後の合計14,641円の10%)
つまり、5年後には16,105円になっています。
単利の場合より1,100円、つまり1年分多く利益を得ることができるのです。
この複利を長期的に運用し続けると、爆発的に伸びていくことになります。
つまり、「複利を制する者が人生を制する」のです。
複利の効果
では、実際に複利がどれほど素晴らしいのか、表にしてみました。
年利というのは、複利と同じと考えてください。
年利 | 10% | 7% | 5% | 3% | 1% |
1年後 | 1.10 | 1.07 | 1.05 | 1.03 | 1.01 |
5年後 | 1.61 | 1.40 | 1.28 | 1.16 | 1.05 |
10年後 | 2.59 | 1.97 | 1.63 | 1.34 | 1.10 |
15年後 | 4.18 | 2.76 | 2.08 | 1.56 | 1.16 |
20年後 | 6.73 | 3.87 | 2.65 | 1.81 | 1.22 |
25年後 | 10.83 | 5.43 | 3.39 | 2.09 | 1.28 |
30年後 | 17.45 | 7.61 | 4.32 | 2.43 | 1.35 |
35年後 | 28.10 | 10.68 | 5.52 | 2.81 | 1.42 |
40年後 | 45.26 | 14.97 | 7.04 | 3.26 | 1.49 |
45年後 | 72.89 | 21.00 | 8.99 | 3.78 | 1.56 |
50年後 | 117.39 | 29.46 | 11.47 | 4.38 | 1.64 |
55年後 | 189.06 | 41.32 | 14.64 | 5.08 | 1.73 |
60年後 | 304.48 | 57.95 | 18.68 | 5.89 | 1.82 |
65年後 | 490.37 | 81.27 | 23.84 | 6.83 | 1.91 |
表の見方は、1年目に1万円を投資して放置した場合、何万円になるのか?を表しています。
もちろん、1年目に100万円なら、表の数値を100倍にして考えてみてください。
例えば、30年後に注目してみましょう。
1%なら、1.35倍
3%なら、2.43倍
5%なら、4.32倍
7%なら、7.61倍
10%なら、17.45倍
いかがでしょう?
高々、2%違うだけでも、30年後には、倍近く変わってきます。
いかに年利が大事かわかると思います。
しかし、注意点が1つ。
- 年利が高い=ハイリスク
- 年利が低い=ローリスク
これを常に忘れてはいけません。
そういう意味では、リスクがそれなりに低く、リターンもそれなりに高い相場が約5%であり、世の中的にもいろいろ分散し、平均をとった指数というのは、統計的にみておおよそ5%に落ち着いているようです。
例えばの話ですが、生まれたての子どもに100万円のインデックスファンドの投資信託(年利5%)をプレゼントしておけば、65年後には、2,384万円。老後資金は完璧ですね。
積み立て投資
先ほどの話は実は、一括で投資した場合どうなるか?ということを表しています。
これは、ハイリスクでありハイリターンです。
なぜか?
一括で投資したときの株価が安い時→これはかなりのプラスになるでしょう。
問題は、株価が高い時、暴騰しているとき→これは、長い間マイナスの時期を過ごす可能性が出てきます。買ったのち、株価が下がる可能性が高くなるからです。10年経過してやっと勝った時の株価まで回復するということも十分に考えられるのです。
だ か ら !
積み立てNISAやNISA・iDecoは、一括投資ではなく、「毎月積み立て」なのです!
これにより、リスクが分散され、ほとんどの場合プラスになるからです。(これをドルコスト平均法といいます。)
その代わり、一括投資に比べてリターンは小さくなります。
では、どれくらいのリターンになるのだろうか。
今回は、毎年同じ額積み立てした場合を考えてみたいと思います。
年利 | 10% | 7% | 5% | 3% | 1% |
1年後 | 1.10 | 1.07 | 1.05 | 1.03 | 1.01 |
5年後 | 1.34 | 1.23 | 1.16 | 1.09 | 1.03 |
10年後 | 1.75 | 1.48 | 1.32 | 1.18 | 1.06 |
15年後 | 2.33 | 1.79 | 1.51 | 1.28 | 1.08 |
20年後 | 3.15 | 2.19 | 1.74 | 1.38 | 1.11 |
25年後 | 4.33 | 2.71 | 2.00 | 1.50 | 1.14 |
30年後 | 6.03 | 3.37 | 2.33 | 1.63 | 1.17 |
35年後 | 8.52 | 4.23 | 2.71 | 1.78 | 1.20 |
40年後 | 12.17 | 5.34 | 3.17 | 1.94 | 1.23 |
45年後 | 17.57 | 6.79 | 3.73 | 2.12 | 1.27 |
50年後 | 25.61 | 8.70 | 4.40 | 2.32 | 1.30 |
55年後 | 37.61 | 11.20 | 5.21 | 2.55 | 1.34 |
60年後 | 55.64 | 14.51 | 6.19 | 2.80 | 1.37 |
65年後 | 82.82 | 18.88 | 7.38 | 3.08 | 1.41 |
表の見方は、毎年1万円を投資して放置した場合、何倍になるのか?を表しています。
同じように、30年後に注目して比較してみましょう。
30年後 | 一括投資 | 積み立て投資 |
1% | 1.35倍 | 1.17倍 |
3% | 2.43倍 | 1.63倍 |
5% | 4.32倍 | 2.71倍 |
7% | 7.61倍 | 3.37倍 |
10% | 17.45倍 | 6.03倍 |
いかがでしょう?
当然ながら全然違います。
リスク許容度の問題にもなってくると思いますが、私なら積み立て投資をおすすめします。
なぜなら、十分にリターンがあると考えているからです。
ちなみに、私が会社に入社したときに、積み立て保険を勧められました。
うたい文句が、「35年後(定年退職後)に20%の利益が得られます」でした。
当時の私には、魅力的すぎて加入していましたが、よく考えてみましょう。
35年後に20%の利益・・・「年利1%!!!」
どんな投資信託でもクリアーできそうなレベル・・・
しかも、途中解約すると元本割れのリスク・・・
ということを最近理解しました。
→ということで元本割れしないように解約しない程度にかけております。
まとめ
今日のまとめをしておきましょう
- 複利を制しよう
- 一括投資はハイリスクハイリターン
- 積み立て投資はローリスクローリターン
みなさんの眠っている資金、どうしますか?