化学といえば何だろう。
試験管?ビーカー?溶液を混ぜる?
おそらく共通するのは物質同士を混ぜて別のものを作る!(=反応)ではないだろうか。
AとBは反応するけど、AとCは反応しない。
そういうもの?確かによくわからないができた(=反応した)場合もある。
しかし、なぜ反応するのか解明していくのが「化学」と考えてもよいだろう。
この理論は後々展開していくので、まずはその下準備をしていきたいと思う。
この第1章では、教科書でも紹介されている基本的な化学の知識を簡単に確認しておこう。
マクロの世界とミクロの世界
「化学」がわからない、理解できないという人も少なくないだろう。
その人たちは、“目に見えない”世界を考えているうちに混乱していくというのが原因の1つだろう。
例えば、食塩があったとしよう。
白い固体として見えているだろう。
水は無色透明だが、見えているだろう。これらを混ぜ合わせると、食塩が消えてしまう?見えていたものが見えなくなる?なんだこれ?溶けたから?溶けたらどうして見えなくなるの?んんん?わからん・・・
目に見えない世界をイメージし、可視化していくことが「化学の入り口」となるだろう。
では、目に見えるものと見えないものの違いとは何か。
物質はすべて、原子、分子、イオンなどの非常に小さな粒子が集まってできている。原子の大きさは10-10m程度のものなので、実際には目に見えない。そこで、
- 目に見えるもの (マクロの世界:2節)
- 目に見えないもの (ミクロの世界:3節~節)
について見ていこう。